俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

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1984年1月1日、長野県須坂市出身。東京都杉並区在住。カメラと散歩と読書とあんぱんが好きです!⇒詳しいプロフィールはコチラ

飲食店さんを対象に撮影をしているので、「飲食業界」についてもっと良く知ろうと思いました。そこで1冊目はコチラ、「俺のイタリアン、俺のフレンチ」を選んでみました。
まず、「俺の株式会社」の代表取締役でもあり、この本の著者でもある坂本孝さんは、ブックオフ創業者ということに驚きました。
「ブックオフ創業者の方が、飲食店のジャンルでも成功を収めている」ということに、スゴく興味が湧きました。
本書を読むと、「日本を良くしたい」「人を大切に」と想い、行動していることが伝わってきます。

フード原価率60%でも赤字にならない

「俺のイタリアン」とはじめ「俺の株式会社」のお店では、飲食業界の常識とされていることを徹底的に見直し取り組んでいます。

その中の一つが、「原価率60%以上」。
「原価率60%以上」をする代わりに、立ち飲み形式を取り入れ回転数を上げるようにしています。
これを取り入れることができたのは、創業メンバーで元証券マンの安田道男さんの存在が大きいかったとのことです。

「アイデアは閃きだけではなく、きちんと数字で表現すること。これまでの常識に対して、数字に落とし込んたアイデアとのギャップがあるときは勝つチャンスが高いと、経験から確信を持っています。(P30)」

他人から「それうまくいかないから止めときなよ」と言われても、そのアイデアや閃きを数字で表すことで、自信を持って取り組むことができます。
また、安田さんのような「仕事ができる人」と共にビジネスを立ち上げ、今も一緒に働き続けていることから、著者の人柄の良さを感じました。

京セラ稲盛和夫氏

「あなたはこれでくじけてはいけない。絶対に立ち直れ。どんなことがあっても僕があなたのことを守るから。いつでも連絡してこいよ」
稲盛氏はこのような言葉を私にくださいました。稲盛氏はとても人間的な温かみのある方なのです。(P127)

本書の第3章から4章まで、京セラ稲盛和夫さんとの話が書かれています。

流れとしては、「稲和塾」の入会からはじまり、「稲和塾」の研修会で仲間とともに稲盛さんの教えを話し合い共に笑い、「利他の心」を大切にしている話へ。
また、稲盛さんに叱られた話や、稲盛フィロソフィの「経営12か条」「六つの精進」などが書かれています。
これだけのボリュームも稲盛さんについて書くことから、稲盛さんへの心酔っぷりが伝わってきます。
ボクも「京セラ フィロソフィ」を読んだことがあるのですが、「とにかく自分に厳しく、他人に優しく」という印象を受けました。

小さな企業の強み

小さな企業だから、大胆なことをスピーディにできるということは、非常に大きなメリットだと思っています。(P84)

ボクは個人でカメラマンをやっているので、「小さな(企業)」という部分が重なります。
また飲食店さんや中小企業の方も、当てはまるのではないでしょうか?
つまりボクらは「大胆なことをスピーディーにできる」強みを持っているということです。

大企業と小さな企業の両方を経験された、坂本孝さんが言うからこそ、説得力がある言葉だなと思いました。励まされた気持ちになりました。

社員を第一

私は、社員を第一に大切にしています。社員は大切にされていると思っているからこそ、お客さまを大切にできるのです。…もしかすると、お客様より優先順位は高いかもしれません。(p15)

「はじめに」書かれている言葉です。
僕が、もっとも共感を覚えた言葉です。

本書の中には「競争優勢性」「ドミナント戦略」などビジネスモデルや経営戦略について書かれていますが、著者が一番言いたいことはこの言葉に集約されているのではないでしょうか?

どんなに素晴らしい経営戦略を立てたところで、それを実行するのは「人」です。
自分の利益だけを追い求めては、結局人は離れていってしまいます。
お客様を大切にしたいからこそ、そこで働く方々の満足度、モチベーションを大切にする。

ボクもそういう心構えで仕事をしたいと思いました。

話が少し脱線してしまうのですが、
ボクの父親は定年退職後、ひとりで会社を立ち上げました。

その会社名が「to all(みんなのために)」。

自分の父親も「人(みんな)を大切にする」という姿勢で仕事に取り組み続けています。

本書を読みながら、父親の仕事に対する姿勢を思い出し、ちょっと微笑んでしまいました。笑

本書の目次

第1章 空前の繁盛店、「俺のイタリアン」誕生
第2章 2勝10敗の事業家人生
第3章 ブックオフがNo.1企業になれた理由
第4章 稲盛和夫氏の教えと、私の学び
第5章 「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」は進化する
第6章 「物心両面の幸福を追求する」決意表明
第7章 業界トップとなり、革新し続ける

 

5月27日(土)江戸東京たてもの園で写真の撮り方をお伝えします!

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